2016年12月8日木曜日

40代でアルツハイマー病対策スタート。アサイーとフコキサンチンの力。

先月22日に、ファイトロックスと共同開発したアサイーとフコキサンチンの混合原料についてと、
千葉大学と共同研究を行っているアルツハイマー予防効果に関する研究発表を行いました。




発表会の主催は医学博士の白澤卓二先生が率いる白澤抗加齢医学研究所です。
私は発起人として挨拶だけをさせてもらいました。
今回のフルッタフルッタ代表は、当社初の外国人社員であるペルー人のマリオです。

ブラジル大使館のコヘーア大使も来賓として駆けつけてくださいました。
我々の取組を心から応援してくれ、スピーチをお願いすると、いつもアグロフォレストリーとフルッタフルッタのことをまるで自分のことのように語ってくれる熱いジェントルマンです。



白澤先生は、医学博士でありながら対処療法的な現代医療に異論を唱え、人間が心身ともに健やかな健康寿命を維持するために、食や運動を通して人間が本来持つ生命力を引き出す医療を目指している勇気ある革命家のような方です。 

薬の代わりに天然素材を使った代替医療を実践されており、抗加齢医学、特にアルツハイマー予防の専門家です。

出会いは先生がアサイーの機能性に関心を持たれてご来社された事がきっかけですが、スーパーフードが予防医学に繋がるという我々の考え方やアグロフォレストリーの多様性が腸内フローラに共通すると仰られ、意気投合したことで1年前から共同研究プロジェクトがスタートしました。

その後、自身も難病と戦った経験から研究者となり、ワカメや昆布などの褐藻類に含まれるフコキサンチンの驚くべき機能性に着目し、世界で初めて量産化を成功させたファイトロックス社の伊藤社長との出会いがあり、プロジェクトに参加してもらう事になりました。

実際の研究は先生のご紹介で千葉大学の清水先生にお願いしました。
研究を始めて驚いた事は、アサイーとフコキサンチンが合剤となることで、アルツハイマー病の原因物質と特定されているアミロイドβタンパクに対して、脳内の蓄積を抑制する程の効力を持っている事がわかったのです。

また、アサイーとフコキサンチンの相性も抜群で、極めて熱に不安定な物性がネックであったフコキサンチンをアサイーが安定化させることもわかりました。(特許申請)

今回はまず第一弾としてこの研究結果を発表したものです。

超高齢化社会が間近に迫った日本では、将来10人に一人がアルツハイマー患者になるという恐ろしい予測データがあります。
その原因物質のアミロイドβタンパクは、発症の20~30年前、つまり40~50代から長い時間をかけて蓄積し続け、徐々に脳の神経細胞を阻害し、60~70代で発症させるというメカニズムも鮮明にわかってきました。
つまり、発症してから進行を遅らせる処置をしても時すでに遅しで、蓄積が始まる40代から予防する対策を取るべきだということです。

世界中で治療薬が開発されているそうですが、現在はまだ有効性が認められるものがないそうです。
また、有効な薬が開発されても、20~30年という長期間で継続的に摂取するにはコスト的に現実的ではないかもしれません。

そのような意味から、白澤先生も清水先生も「食品」であれば日常に取り込めて継続し易いという新たな観点で自然由来の二つの素材に着目されました。

まさに自然が生んだ「山」のアサイーと「海」のフコキサンチンによる食品が、病気を癒す代替治療が実現されるととても画期的だと思います。

アサイーとフコキサンチンの合剤は原料で完成しており、順次紹介を開始する予定です。
そして超高齢化社会に向き合うためには“一般化”させることが重要課題だと考えているので、健康食品に捕らわれず一般的な食品にも取り込まれていくよう働きかけていきたいと思います。

白澤先生は、アサイーには細胞そのものを活性化させる何かがあると直感されており、さらなる研究が進んでいます。

フルッタフルッタも、今後もSUBSTITUTE MEDICINE=代替治療を実現する社会をめざして、アサイーとアマゾンフルーツの機能性を追求していく所存です。

発表内容の詳しくはこちらよりご覧ください。


それから研究発表会後の懇親会では、アサイーがテーマの会に普通のケータリングでは面白くない、というこでお世話になっているファイブミッションさんにアサイーを使った特製フィンガーフードを提供してもらいました。








スタイリッシュ且つ美味しいフードで花を添えてもらい、来場者の皆さんにも喜んでもらえました。

先生方のアルツハイマー予防のお話にどっぷりと浸かり、体に良いものを美味しく食べ、
錆びたり焦げたりせずに年齢を重ねていけることが本当の健康寿命なのだと感じた一日でした。