2015年1月19日月曜日

新作映画「アマゾン大冒険」

映画の監督は「ホワイト・プラネット」を撮ったフランス人監督ティエリー・ラコベールで、2年の歳月を費やしてアマゾンを撮影したアドベンチャー大作。
1月17日より公開が開始されました。

アマゾンの多様な野生生物や昆虫、植物によるダイナミックな映像を通して自然の美しさや厳しさ、生物多様性の大切さを訴える一方、人間に育てられた子ザルがアマゾンに迷い込み、野生の世界でたくましく生きていくという、子どもにもわかり易いストーリー仕立てになっています。

地球環境について考えるきっかけになる教育的な意味合いもあり、お子さんがいらっしゃるご家庭におススメしたい一作です。






そんな作品の試写会の後で、ちょっと話をする機会を得ました。

映画を見終わって感動しているお客様に、「こんな素晴らしいアマゾンが年々減ってるの知ってますか〜?」といいながら写真を持って紙芝居。



小さな女の子が「うそだ〜」と今にも泣き出しそうな気配・・・
夢を潰すのは可哀想だな、と思いながらも続けました。

こうなってしまうのは僕たちの食生活に関係しているんですよ。
自然は 単一栽培が大嫌い! なんです。

映画の中のアマゾンは色んな植物が生い茂っていたでしょ?
それが「生物多様性」の姿なんですよ。

人間が増えて、自分の住んでいる所だけでは食べ物が足りなくなって、アマゾンでも畑を作らなくならなくなって、そこで単一栽培をするからジャングルが消えちゃう。

でも今、色んな作物を一緒に植える農業がアマゾンに渡った日本人によって開発されて、潰れたアマゾンがどんどん森に還ってきてるんだよ!

ちょっと女の子のこわばった顔が緩みました。



(※この子はブラジルで出会った子です。こんな笑顔だったとイメージしてください)

それが森を作る農業、「アグロフォレストリー」なのです。
全ての作物がこういった農法で作られたなら、世界中の森が蘇るでしょ?

そのために食べる人が少しだけ考えてほしいんです。
これって森に優しい作り方してるかな?と。

みんなが森を想い、食べ物の作り方に興味を持てば、きっとそうなります。

さあ映画館に行きましょう!










2015年1月11日日曜日

世界を緑に変えてみせる

新年早々、インドネシアから大勢のお客様が来られました。
フルッタフルッタに興味がありわざわざ訪問してくれました。

インドネシアといえばカリマンタン島(ボルネオ島)を想いだす人は多いでしょう。

世界の50%以上のパームオイル(植物油の原料)を生産する地域ですが、余りに増産しすぎて熱帯林が急激な勢いで減少し、オランウータンなど野生動物が減少しているとニュース等でよく報道されています。

それでも地球の人口爆発で食糧は不足しているのでこの勢いが止まらないのです。

80年代のアマゾン開発と同じ現象が今アジアで起きています。
悪い歴史が繰り返されている!!

実際は動物だけの問題ではありません。
ヤシ科の植物は水分の吸収量が多く、急激なプランテーション拡大は地下水の枯渇を招き、河の水が減ったり汚染を引き起こし、地域住民が重大な被害を受けています。

また焼き畑による煙害が周辺国に多大な影響を与えています。

それでも解決策が見えないまま、生活のため続けるしかないというジレンマに陥っているのです。

そもそもパームに代表されるコモディティ(世界流通商品)はアマゾン原産が殆ど。
幾多の戦争を経て欧米列強が支配地に持ち込み、大規模プランテーションを行って巨大な富を築いてきた結末なのです。

どの植物一つとっても、大規模単一栽培は自然に反しているのです。

彼らの思いは一つ。
アグロフォレストリーでこの問題を解決出来ないか?

私の答えは YES WE CAN !
近い将来、フルッタフルッタは彼らの畑をアグロフォレストリー化してみせます。

その為には消費者の協力(理解?)も必要。

自分だけの利益ではなく、地球にとってよい生産方法かどうか見抜く力をつけましょう。
いずれ自分、そして子孫に帰ってくる問題です。

先進国の市場が地球の運命を握っている事に気づいてほしい。

「自然とともに生きる」とはそういう事です。




2015年1月4日日曜日

おめでとう!

Feliz Ano Novo 2015 !

あけましておめでとうございます。

31日に神戸に戻り、有馬で両親と温泉につかりながら正月を迎えました。
30年ぶりの古くからの恩人や友人達とも会う事が出来ました。

みんな一様に上場を自分の事のように喜んでくれて有り難いなと。

では恒例の新年スポーツイベント結果

2日   大学ラグビー選手権準決勝   帝京53 - 慶応10
     アサイーパワーの帝京ラグビー部、今年も強い!

3日   アメリカンフットボール日本一決定戦 ライスボウル
     関西学院大学24-富士通33

                   


                   我が母校は社会人トップ相手に第3Qではリードするという快挙!
     リードしていても決して守りに入らず、リスクの多いギャンブルプレー
     を多発して会場を沸かせました。

     挑戦者の姿勢を貫いた君たちは偉い!!

     ゲームとしては巧みな社会人に負けましたが3万5千の大観衆の心に
     残ったのはむしろ学生達の「捨て身のチャレンジ精神」でした。

    

     アメフトOBの友人達もこの表情



     お正月、いい刺激をもらいました。
     今年も挑戦心を忘れずに頑張りましょう。