2013年8月31日土曜日

挑戦し続ける

2ヶ月ぶりのトメアス訪問です。

今回の目的は新プロジェクトの説明会。

60数名のSAF(アグロフォレストリー)生産者の方々に集まってもらいました。

世界的にアサイーの市場が大きくなり、自然のアサイーを乱獲し、アマゾンの環境破壊に繋がる懸念があります。

自分だけが儲かればよいとアサイーだけを大量に収穫、販売する会社は、アマゾンの自然資本を傷つけてしまいます。

アサイーボウルがハワイや日本で食べれるようになる事は幸せですが、同時に考えていかねばならない問題です。

カッコいいから、健康や美容に良いから自然はどうなってもいい、という考え方はもう古いしカッコ悪い。

色々と検討した結果、フルッタはアサイー栽培事業に参入することを決めました。
生産者からは不安や期待が入り交じった質問が飛び交い一筋縄ではいきません。

また新しい挑戦です。





アサイー市場開拓の成功がアグロフォレストリー栽培量の拡大を生み、
それに伴ってカカオやマンゴーなど他のフルーツの供給力も拡大します。


増えた供給量をアグロフォレストリーに共感する企業アライアンスで消費する。
この循環でどんどん森が拡大する。

これが私たちが目指すグリーンエコノミーです。
組合理事達は事業意義を理解して応援すると約束してくれました。

ハードルは大きいけれど挑戦は続きます。









2013年8月16日金曜日

8月15日に想う事

8月15日午後5時、靖国通りにて


昨日は終戦記念日でした。

写真は天皇反対!とシュプレヒコールを続けるデモの風景。
新事務所が九段下の靖国通り沿いなので事務所から高見の見物でしたが..

考えてみれば世界大戦は2回ともいわば植民地争い、すなわち資源を求める
陣地争いでした。

自然資本を人間が我が物に考える愚の骨頂でした。

日本は一体どこに向かおうとしているのでしょうか?

安倍首相率いる自民党は憲法を改正してまで戦争に加担できる準備を
始めようとしています。

次に第3次世界大戦が起きるとすれば、それは食糧戦争でしょう。
増え続ける世界人口に肥沃な大地が過酷な単一栽培によって浸食され、生産性を
減少させているというダブルパンチの中、世界中が農地を求めてランドラッシュ
しています。

その先にあるのが次の戦争なのです。

私は日本政府の考え方に賛同しません。
戦争の準備をしたところで何の解決にもならないのです。
政治家はやはり自分の利益しか考えていないくだらない輩だと思います。

それより考えねばならないのは、抜本的にどうすれば食糧危機を乗り越えられるのか?
一つの答えは、荒廃地を生産地に再生させるアグロフォレストリーを広めることです。

日本人の知恵と忍耐力や繊細さ、自然への憧憬が生み出したこの素晴らしい技術を
世界に発信して、拡大させることで確実に生産地面積が増え、食糧問題に貢献します。

それが真の日本の姿ではないでしょうか。

終戦の日を迎え、新たなる想いに身を浸しました。