2012年8月31日金曜日

座談会

昨日、東京21世紀クラブにて雑誌オルタナさん公募の学生選抜チーム!?
と座談会を行いました。



社会企業に興味がある大学生たちです。

なるほど、各人、各方面でボランティア活動していて、自分の学生時代を
とは比較にならないほど社会意識が高いなぁと驚きました。

自転車で全国行脚しながら自己探求する学生や、被災地福島を応援する、
あいべ福島代表と副代表、若者の選挙参加を促すi vote副代表と積極的に
活動中の皆さんです。

どうしてアマゾンで起業したのですか?から始まった質問大会。
最後に出た質問が、

「社会貢献していくために一番必要な事を教えてください!」

私の答えは、

「商売を覚えて、生きていくために稼げる力をつける事」

ボランティアを求める途上国や新興国の貧困層が本当に求めているのは
一時的な物質ではなく、持続的な収入なのです。

どうすれば収入を得られるようになるか? を教えてほしいのです。

そのためにも、まず自分がビジネスの基本を理解せねば、教える事出来ませんよね?

こういう志の高い学生が、生きる力=ビジネスを覚えれば理想だと思います。

いやいや、日本も捨てたもんじゃない!




2012年8月30日木曜日

アサイーエナジー生産風景2.

冷凍ドラムのアサイーと他原料が「調合ミキサー」で混ぜ合わされます。
ミキサーと言っても6トン! アサイーの海です(笑)

さらにきめ細かく滑らかにするため、「均質化」という作業を行います。
間隙の狭い管に加圧しながらジュースを通して粒子を細かくするのです。

この段階でできたての試飲が格別です。

次に殺菌です。

せっかく冷凍で輸入した、鮮度の高いアサイーの栄養価を損傷させないように、
「低温瞬間殺菌」します。 

一般的に、常温保管の商品は殺菌条件が強く、冷蔵保管の商品は弱く設定します。

低温瞬間殺菌とは、必要最低限の熱を瞬間的に当てることで、果実本来の栄養価
や風味を損なわない冷蔵用の殺菌です。

さらに殺菌後、急速に冷却しますのでジュースの劣化はほとんどありません。

最後は充填です。



無菌室で充填するので、熱をかける必要がなく、高品質のままパックできます。

ストローがマシンガンのように添付されます。



出来上がり!



こだわりの品質はこうして作られています。

ご参考まで。




2012年8月29日水曜日

アサイーエナジー生産風景1. ドラム編

久しぶりにジュースの国内生産工場を訪問しました。

いい機会なのでアサイーエナジーの生産について解説してみようと思います。

まずはアサイー原料から。
170KGの冷凍ドラムを使用しています。

約45日かけてアマゾンから冷凍コンテナで輸入されます。

外側に生産者のCAMTAロゴマークが誇らしげに見えます。
オーガニックJASマークも印刷されていますね。


「PRODUCT OF AMAZONIA」 アマゾン産です!




 アサイーは劣化が早いため、収穫後24時間以内に搾汁しなければなりません。
実は、この「24時間以内」が守られていない工場が多く、当然品質が悪化
してしまいます。

そのため、酸を加えると赤く変色する性質を利用して、クエン酸で色を赤っぽく
調整したり、シロップやフレーバーで、味をごまかす原料が多く流通しています。
したがって、赤みが鮮やかで、酸味がつよいものは要注意です。

CAMTAでは保存料など余分なものは使用せず、採れたてのアサイーを
調整せずにストレートで生産しているからブラジルでも信頼のブランドです。
色は赤というよりは濃い紫、あるいは茶褐色が本来の色調です。

また、アサイーにはブラジル農務省規格があり、濃度でグレードが違います。
あまり知られていませんが、アサイーファンには必見ですよ!




グロッソ(Grosso)が最高品質ですが、フルッタはこのグレードのみを輸入します。

外国のアサイーは一般的に低グレードのメージョ(medio)ですから、比較
すると、濃さが違いますよ。

最近、外国帰りの消費者から、特にアサイーボウルの濃さの違いを指摘する声が
多く寄せられるのはこれが原因なのです。

アサイーも見た目だけではわからない、違いをご理解いただけたでしょうか?

さて、そんなこだわり品質のアサイードラムが冷凍のままクラッシュされて
ミキサーに投入されるところから生産が始まります。

続きをおたのしみに。





2012年8月21日火曜日

帰国

無事帰国しました。

それにしても今回はコンピューターに泣かされました・・・

まず、途上の飛行機に、あろう事か、ノートパソコン忘れました!
よく忘れ物しますが、こんな大物は初めてです。

空港内を移動中に気づいて係の人が見つけてくれていたものの、一足違いで
Lost and Foundに回ってしまい、ネットから手続きしないと引き取れないと
言われ・・・乗り継ぎ時間の関係であきらめてブラジルへ。

それからはiphone頼みでメールのやり取り。
なんとかブラジル出張中はこれでこなしました。

そのiphoneがポケットからスルスルと落下・・・カバーが外れ、地面に横たわった
相棒をひっくり返すと・・・バリバリでした。

それからは大変。
でもすごいですね、こんな状態でもタッチパッドは機能してます。
でも指がガラス片で傷つきますのでお勧めできませんが。

そんなわけで、暫くブログを書けませんでした。
コンピューター、今更ながら大切ですね。





2012年8月13日月曜日

マンゴー爆弾?

ベレンの街路樹は何とマンゴー。

でもなぜマンゴー⁇
よくわかりません(笑)

メリット1. 灼熱の太陽から日陰を作る。

メリット2. バケツをひっくり返したようなスコールの避難場所

メリット3. 市民のおやつ

デメリット1. 大きくなり過ぎて倒れる

デメリット2. マンゴーが自然落下!

最初はボンネットが凹んだ車をみて何だろうと思ったものです。

実はマンゴー爆弾が原因でした。




2012年8月12日日曜日

小農家支援

トメアスでは、アグロフォレストリー農法を地域の零細農家に教えて、出来たフルーツを組合が購入することで持続的に収入が得られるシステムを構築始めています。

このお陰で子供が大学に通えるようになり、盗難も減ったようです。

今後フルッタはこの活動を支援するだけでなく、原料の購入を積極的に進めたく思います。

まさに、グリーンエコノミーだと思います。



アマゾンの料理

今回の出張で食べたアマゾン料理を紹介します。

まずはアサイーレストラン。魚のフライや塩焼きのお肉を搾りたてのアサイーと一緒に食べます。
これが本場のアサイー。最高です!

次は魚料理のペッシァーダ。アマゾンの土鍋でしっかり煮込みます。それに味付けしたキャッサバ澱粉やご飯をお好みで一緒に食べます。出汁が効いてあっさりした私の好物です。

そしてお馴染みのシェハスコ。岩塩だけで味付けした脂身の少ない背中肉のピッカーニャがお勧め。お肉と一緒にファリーニャとトマトやタマネギを刻んだビネガーソース、モーリヨをかけるとさらに美味しい!

最後にトメアスの家庭料理。
私の常宿ペンション加藤のお母さん、綾ちゃんの手料理です。
お味噌も豆腐もお漬物もみんなトメアスで作ります。

80余年前に入植してから時代が止まったトメアスならではの料理です。

昭和の初期はこんなご飯を食べていたんだなぁと

このご飯のお陰で癒され、活力を貰いながら、12年もアマゾンに通い続ける事ができました。

綾ちゃんありがとう。








なでしこ

価値のある銀メダルでした。

最後まで諦めず、仲間を信じた戦いぶりになでしこの真髄をみせてくれました。

実力も気力も互角以上だったと感じました。

度重なるミスジャッジがなければ勝っていたと思います。

でも、勝つ事よりもっと大事な事を教えて貰いました。

試合後に川澄さんからメール。

いい試合をしたから、胸を張って日本に帰ります!

あなた達は本当に"いい試合”を世界中の人に見せてくれました。

誇りに思います。

次はフェデレーションカップ、楽しみです。

2012年8月11日土曜日

カカオ収穫

アマゾンは乾季に入り、カカオやアサイーの収穫が始まりました。

カカオ収穫期だけのご褒美、それがこのパルプ(果肉)

カカオ豆はチョコレートの原料になり、日本では明治チョコレートに使用されています。

一方て、甘酸っぱく美味な白い果肉はカカオ豆発酵させるために、豆と一緒にとて使うため、普通は食べる事が出来ません。

だから、カカオパルプはとても貴重なんですよ。

アグロフォレストリーの畑でかぶりつく以上の美味しさはありませんが、パルプで輸入していて、しずかなブームになっています。

是非お試しあれ。










2012年8月9日木曜日

夢を叶える

トメアスの滞在も4日目を迎えました。

今日はなでしこのアメリカ決戦です。

夢を実現できる人は稀ですが、フルッタの人星、川澄さんもそんな1人でしょう。

夢を叶える人は人の想いを託された、大きな存在から選ばれた人です。

ここアマゾンの日本移民の夢でもある金メダルをきっと届けてくれると思います。

アマゾンから皆で応援します。

2012年8月8日水曜日

ベレン

ベレンの朝市場はいつ来ても楽しませてくれます。

アマゾンでしか味わえないのが、ピメンタデシェーロ、直訳すれば香り唐辛子ですが、これと、キャッサバの発酵汁、ツクピーを混ぜて作るモーリョはとびきり辛く、香りが絶品で病みつきになります。

アマゾンと云えば魚も名物。ナマズ系が多いですが、嫌味がなく、白身のあっさりしたものが多いです。

アサイーは丁度シーズンが始まり市場も活気に溢れていました。珍しいブランコ、白アサイーがありました。味は変わりませんが…

そろそろトメアスに向かいます。

2012年8月4日土曜日

ブラジルへ

今日からブラジルへ出発します。

リオサミットから帰国して1ヶ月半で再出発とは思いませんでした。

目的はお客様のアテンドで営業担当と行ってきます。

営業は初アマゾンです。

さぞかし緊張していることでしょう。
虫刺されをやたら気にしていました(笑)

昨日は会社で売上げ記録達成パーティー兼ブラジル行き壮行会で
大騒ぎしたあと、朝方まで、なでしこ準々決勝観戦。

それから出張準備ですからばたばたでした。

このまま飛行機でぐっすりでしょう。

アサイーの収穫も始まっているので現地よりレポートしますね。